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袖ケ浦ブライトテラス
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2025年12月26日

🏗️ 建築士が解説!袖ケ浦ブライトテラスの「安心」はどこにある?~浮戸川と水害対策の秘密~

こんにちは。
「袖ケ浦ブライトテラス」をご検討されている方から、よくいただく質問があります。
それは、「隣を流れる浮戸川(うきとがわ)は、氾濫したりしないの?」という水害に関するご不安です。
電線地中化による美しい街並みも魅力ですが、実はこのブライトテラスには、見えない部分にも皆さまの安全・安心を守るための確かな工夫が凝らされています。本日は、プロの目線でその水害対策の秘密を徹底解説します。
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1. 浮戸川の正体と管理体制
まず、ブライトテラスの脇を流れる「浮戸川」についてご説明しましょう。
浮戸川は、農業用水路としての役割を持つ二級河川です。農業用水の供給・排水のために、河川管理者による厳格な水管理が行われています。
•水門による水量管理:
大雨などで河川の水量が増加した場合でも、水門操作によって計画的に放流が実施され、河川の許容範囲を超えないようリアルタイムで調整されています。これにより、水量が異常に増加し、周辺に氾濫するリスクを未然に防いでいるのです。
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2. 浸水リスクを最小限に抑える「地盤のかさ上げ」
最も重要な対策の一つが、造成段階で行われた地盤のかさ上げ、すなわち「盛土」です。
ブライトテラスでは、分譲地の南側(浮戸川沿いの区画)で約80cm前後の盛土を行っています。さらに、区画全体が浮戸川の対岸側から見て約1m~1.6mほど高くなるように計画的に地盤が作られています。
これはどういう意味を持つかというと、「万が一、対岸側の地盤が全て水没するような水位になっても、ブライトテラス側の敷地には浸水しない」という設計思想に基づいています。
物理的に川の水位よりも地盤を高くすることで、浸水リスクを最小限に抑えているのです。

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3. ゲリラ豪雨にも負けない!最新の排水システム
近年増加しているゲリラ豪雨や短時間集中豪雨への対策も万全です。ブライトテラスの分譲地内には、大量の雨水を迅速に処理するための高度な排水システムが敷設されています。
🔹 計画的な「排水勾配」
分譲地全体は、市営球場側に向かって約0.5%という綿密な排水勾配(水が流れるための傾斜)が設けられています。雨が降っても水が溜まることなく、低い方へスムーズに流れていく仕組みです。
🔹 大容量の「BOXカルバート」
この集められた雨水を最終的に浮戸川へ排水するために、分譲地の北側と南側にそれぞれ巨大な排水路が設置されています。これが「BOXカルバート」と呼ばれる箱型のコンクリート構造物です。
•北側:1300mm × 1000mm
•南側:1400mm × 1400mm
これほど大断面のBOXカルバートを設置することで、一時的な大量の降雨でも、分譲地内に水が溢れることなく浮戸川へ排出することを可能にしています。

※雨水流入口

※放流口(ほうりゅうぐち)
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結び:見えない「安心」を現地で実感してください
袖ケ浦ブライトテラスは、単に電線地中化で美しい景観を実現しただけでなく、皆さまが最も重視する「安全」と「安心」を確保するために、プロの知恵と技術を結集させています。
地盤の嵩上げ、厳格な河川管理、そして大容量の排水インフラ。
これらの工夫は、普段目に見えないからこそ、私たちが自信を持っておすすめできるポイントです。
ぜひ一度現地にお越しいただき、浮戸川との高低差や整然と造成された街並みをご覧になって、この確かな安心感を体感してください。皆さまのお越しをお待ちしております。
S(一級建築士)